ナコンシータマラート空港から車で40分程のところ、タイの南部の小さな町パクパナン、ナコンシータマラートで有名なのは、南部を治めていた山田長政の終焉の地。

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自然に囲まれたというより自然しかないというイメージ。町に近づくにつれ、住宅が増えてくる。その中に、一際目立つコンクリートの建物。これかーと思いながら車から身を乗り出して見る。これがツバメの巣マンションだ。

鉄筋コンクリート製建造物の内部に条件を整えることで集団営巣地を作らせることができるようになったツバメの巣が住むマンション。もともと漁師の町だったこの小さな町が、このマンションがキッカケで潤い、今では漁師も激減したという。しかし、人々よりもツバメの方が良いマンションに住んでいるとは驚きだ。

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一見、デザイナーズマンションを思わせるようなスタイリッシュな建物、よく見ると窓は一切ない、ところどころに空気穴が空いている、やはり違和感を感じる。

現地のマンションオーナーによると『1000万円で立派なツバメの巣マンションが建つ』という。当然、彼は億万長者だ。マンションを作ったからといって必ずしもツバメが巣を作ってくれるかは別問題、ノウハウがいるであろうし、自然の移り変わりによって、突然作ってくれなくなるかもしれないなどと考えてしまう人間には向かない投資話だ。

そんな中、日本テレビの所ジョージさんの笑ってコラえて ダーツの旅 村人グランプリ で投げられたた矢が刺さった先が、タイ南部の田舎町パクパナンだった。番組中(2007年時)この町にはツバメの巣用のマンションが約200棟あると伝えていた。2012年現在、すでに300棟を超えているかも知れません。通常はツバメの巣ビルの中までは見せないのですが、しっかりと撮影されてました。

ツバメの巣マンションの第一号となったのは、当初は住むためのマンションを建設中に施工会社が倒産、工事はストップ。困ったビルオーナーは建設途中となったマンションに雨風が入らないように自分でダンボールで補強。排水用のパイプだけがマンション内に空気を送っていた。その後、途方にくれたオーナーが、真っ暗のビルの中に入ったところツバメが巣を作っていたというのが始まりです。空気口が燕をマンション内部への出入りを可能とし、外的もなく、そのマンションの中で、自然の洞窟内部の営巣条件に近い環境が偶然にも生まれていた。

2000年頃、世界の億万長者を紹介するスペシャル番組でそのオーナーが紹介されていました。もともとは漁師だったそうです。